固定ローラー台有害論

以下は私が長年行ってきたローラー台トレーニングのノウハウ余すところなく公開した集大成なので心して読んでいただきたい。 まず始めに、三本を薦めてくれた江見さんとgoちゃんと和田さんに深く感謝したい。

次に、本論文の前提となる歴代ローラー台の機種であるが、一台目はミノウラのリム挟み付けタイプ。これはタイヤが減らないというメリットがあるが、走行感が悪すぎる。宮塚さんのトライアスロンキャンプで、サイクルオプス、シロモトなどを試す機会があり、タイヤ押し付けタイプの走行感の良さに感動して、すぐに買い替えを決意した。二台目の相棒として選んだのはTacxだった。上記のトライアスロンキャンプで試した各機種の中でも抜群の走行感だったからだ。イタリア製ということもあり音がうるさいのだが、優れた走行感と引き換えにするには全く問題の無いレベルとも言える。Tacxとは4年間付き合った。

そして2007年の1月末に我が家にやってきた三台目の相棒がミノウラの三本ローラー台だ。こいつはただの三本ではない。プロ仕様なのだ。鋼鉄製で22キロもあるブツで、騒音もかなりのレベルだ。負荷装置も付いていないし付けることもできない。競輪選手用に作られた本格的なコンバットマシンなのだ。
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巨大な箱に詰められた重量物が我が家に届いたときは、正直言って大いに後悔した。そのまま返送してしまおうかとも思った。やはり普通の三本にすれば良かったと思った。だが、箱から取り出しセッティングし壁につかまったままペダリングすること15分。えいやっと手を離し、硬直した体で下を向いたままペダリングすることさらに10分。安定してきたところで前方を見たときには鳥肌が立った。

6畳足らずの求道庵で漕いでいるにもかかわらず、私の視界の先には広大なひまわり畑の真ん中を真っ直ぐに伸びる道路がはっきりと見えたのだ。これは嘘のような本当の話しだ。私は白昼夢を見たのではない。それくらい実走に近い走行感覚なのだ。いや、実走よりも実走に近いといっても過言ではない。このローラー台は競輪文化の日本が生んだ世界の宝だ。
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さて、前置きが長くなったが、そろそろ本論に入る。ここから先の話では、三本ローラーというときは、上記のミノウラ製プロ仕様を前提にしている。固定ローラーに関しては、いろいろなものを使った経験があるので、一般論として言えると思うが、三本に関してはこれしか使ったことがないので、別の三本だと全然違う結論が導かれる可能性があることをまずは断っておく。

結論から言おう。固定ローラー台は今すぐ捨てるべきだ。あれは有害だ。このことは三本に乗るまで気付かなかったが、今では確信を持って言える。固定ローラー台は有害だ。

有害である理由は、固定ローラー台の構造に隠されている。固定ローラーを持っている人は自分のローラー台をよく見て欲しい。固定というからにはどこかで自転車を固定しているはずだ。そう、後輪のハブの部分で固定しているのだ。つまり、後輪のハブの部分で自転車本体及び人間の重量を支えているのだ。さらに言おう。後輪が地面から浮いているのだ。なんと不自然な姿だろうか!!!

自転車というのはクランクを回すことにより進むのではない。クランクの回転をチェーンが後輪に伝え、後輪がグリップして地面を押すことにより進むのだ。自転車とはFR車なのだ。FR車の後輪が浮いていてどうやって進むのだ。FR車は後輪を地面に押し付けないと進まないし、後輪過重でないと安定もしない。固定ローラーだとこの大事な事実がわからないのだ。固定ローラーの場合、ローラー部分が下から後輪に押し付けられているため、自分から押し付けなくても常に圧がかかる。しかも、固定部分がハブ部分のため、後輪加重をしても後輪と接触しているローラー部分に圧がかからないのだ。これにより、前輪加重という致命的な運動操作をしていても、その問題が全く認識できないうえ、後輪加重という極めて重要な運動操作をしても、その有効性が全く認識できないのだ。この問題により、固定ローラー台トレーニングを続けると、正しい運動メカニズムが崩れやすくなるのだ。

その一方、三本ローラーは後輪加重の重要性をあまりに明確に伝えてくる。その明確さは残酷なほどであり、身の危険を感じるレベルであり、実際に身が危険なのだ。前輪加重をすると途端に安定しなくなり、前輪が突然切れ込んだり、前方に脱輪したりして、最悪の場合は落車して鎖骨を骨折するかもしれない。危険すぎるぜ。

以下ハカルのサンボンビートキャンプより抜粋

さあ、一面のひまわり畑の中を気持ちよく走ろう。
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気持ちいいだろ?そうだろ?その調子だ。
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そろそろ技術練習をしよう。片足ペダリングだ。まずは右足から。
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次は左足だ。そうだー、その調子だー、いいぞー。
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今度は両手離しをやってみよう。落ち着いてー、そー、慎重にー。

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慣れてきたら手を後ろに組んでみよう。ちょうどいいケツの位置を探そう。

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次は腿を手で押してみよう。効率のいいペダリングをマスターできるはずさ。
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ではダンシングにチャレンジしてみよう。ちょっと怖いかな。でも大丈夫。君なら出来る。
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あまり調子に乗りすぎるとこういうことになるから注意が必要だ。

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最悪の場合は転倒して

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鎖骨を骨折するかもしれないよー

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まあ、鎖骨は折れてもそのうち治るさ。気にする必要はないよー

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ビクトリー!!

きっちりと後輪加重できれば、うその様に安定する。手放しなんて全然問題ないし、慣れればダンシングもできる。手放しが出来て2級、ダンシング1級、下ハン持ってダンシングもがきでテクニカル、携帯トイレにションベンが出来るようになったらクラウンレベルと言って良かろう。三本に乗ったまま携帯トイレにションベンできるようになるのが私の夢だ。何て大きな夢なんだろう。男のロマンを感じるぜ。

三本ローラーがあれば精神衛生上も大変よろしい。週末の天気も気にならないし、危険な夜間走行もする必要がないし、雨の中を走る必要もない。常に一定の条件で練習ができる。

どうしても環境的に三本を使えない人のために、固定ローラーで出来るペダリングの検証方法を書いておこう。まずフローリングなど滑りやすいものの上にそのまま(ゴムシートなどをひかずに)ローラー台を設置する。それでしばらく漕いでみて、前方に台が移動するようであれば、前輪加重しているかペダリングがギクシャクしている。その状態で三本に乗ったら前方に脱輪するはずだ。同じく、三本で前方に脱輪する人は同様の問題を抱えている。ローラーを回転させる以外の力が加わっているわけで、力を無駄遣いしている。ローラーの回転に力が集中していれば、どんなにもがいても前方に脱輪することはない。なお、三本はこの問題をリアルタイムにフィードバックしてくるのに対して固定だと結果としてわかるだけであり、やはり三本の方が望ましいと書きながら思った。

最後にもう一度言っておくが、私が使っているのはミノウラのプロ仕様の三本であり、それ以外の三本でも同様の効果があるのかは定かではない。また、上記の通りミノウラのプロ仕様は重量も半端じゃない上に騒音もそれなりなので、購入される人はその点に注意して欲しい。私は本件に関する文責を一切負わないし負えないので、その点をご容赦いただきたい。希望者は私の家に来ていただければ、ミノウラのプロ仕様を試すことが可能なので遠慮なく連絡して欲しい。
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Comment

Re: 固定ローラー台有害論

すばらしすぎます。ぶっちぎりです。
ワンちゃん二匹も付き切れしてますYO!
感動して涙が出てきました。ブラボー。
なぜネイチャーは取り上げないのか。ニュートンではダメですか?

かくいうわたしは
「新生児とお付き合いして超回復(仮題)」
というテーマでナチュラルドープを人体実験中です。
お互い頑張りましょう!

Re: 固定ローラー台有害論

新サイト、オープンおめでとうございます。

ビデオ出しましょう。「M隊長のサンボンキャンプ」
ビリーもそろそろ飽きられてきてるころだしさ。
100万本売れれば、印税で、プロチームが
持てるよ。

この写真は奥様が撮ってくれたんですか。
さぞ、呆れていたことでしょう。

ところで、昨日、bossと隊長と一緒に走って
気付いたことがあるんだけど、
それは、塩原温泉でじっくりお話しましょう。

Re: 固定ローラー台有害論

goちゃん
子育ては順調かい?赤ちゃんは成長ホルモンの塊だろ。垢を煎じて飲めばアミノ酸どころじゃねーべ。抽出して売り出せば大金持ちかもな。泣き声聞いているだけで強くなったりして。

pjさん
この写真は実はCGなのです。ピクサーの知り合いに作ってもらいました。ビデオを完成させるためには、ピクサースタジオを半年以上借り切る必要があるうえに、フランスロケ、アームストロングやベッティーニの出演料などがかかり、500万本以上の売り上げがないとペイしないのです。

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プロフィール

hmway

Author:hmway
1966年7月4日スリランカにて生まれる。
自転車、ロードレース、トライアスロンを趣味とする。

中学、高校までは野球。

大学から30くらいまではスキーに熱中し、SAJテクニカルプライズ取得、技術選などに参加。

96年に自転車(TREK5000+105)を購入しトライアスロンを開始。

2000年10月の幕張をもって活動休止。
2003年6月の日産カップより活動再開。



2004年より自転車に重点を移行。
4月のJCRC群馬のXクラスでデビュー、F認定。
7月にFで5位に入りEクラスへ。
10月の群馬100キロでD昇格

2005年より実業団登録
2月ウィンターロード2位(Cクラス)
3月JCRC修善寺8位(D級)
4月JCRC群馬3位(D級)、 東日本実業団69位(BR3)
6月都ロード6位(Bクラス)、美ヶ原 1時間19分45秒
7月西日本実業団66位(BR3)、JCRC群馬2位(C級)
8月全日本実業団小川村59位(BR3)
9月JCRC修善寺9位(B級)
10月全日本実業団富士スピードウェイ72位(BR3)、JCRCアート杯14位(B級)
11月ツール・ド・沖縄市民200キロ115位
12月ウィンターロード4位(Bクラス)

2006年
1月ウィンターロード12位(Bクラス)
2月ウィンターロード30位(Bクラス)
3月JCRC修善寺24位(B級)
4月チャレンジ登録マスターズ21位、 東日本実業団102位(BR3)
5月木祖村DNF
6月西日本実業団50位(BR3)
9月全日本実業団DNF(BR3)
10月実業団飯田DNF(BR3)、ジャパンカップオープンDNF
11月ツール・ド・沖縄市民200キロ111位

2007年
4月JCRC群馬23位(B級)
5月木祖村DNF
6月JCRC三宅島2位(B級)
9月JCRC塩原14位(A級)
10月JCRCアート杯28位(A級)
11月ツール・ド・沖縄市民200キロ125位


2004年3月にGIANT TCR COMPOSITEを投入
2005年1月にキシリウムSSC SLを投入
2006年1月にキシリウムESを投入
2006年10月にLOOK585を投入
2007年2月にミノウラ 三本ローラー台 プロ仕様と運命的に出会う
2007年3月にSIDI ERGO2 CARBONを投入
身長176cm、体重62kg、体脂肪率10%前後

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